インド、初の有人宇宙飛行を2027年に延期

インドは、初の有人宇宙飛行ミッション「ガガニャーン」の打ち上げを2027年以降に延期すると発表した。これにより、同国の有人宇宙飛行の目標が再び後ろ倒しとなった。

5月6日（火）の記者会見で、インドの宇宙担当大臣ジテンドラ・シン氏は、有人宇宙飛行プログラムの進捗状況を説明し、ガガニャーン計画の最新スケジュールを提供した。インド宇宙研究機関（ISRO）は、最初の有人打ち上げを2027年の第1四半期に設定している。当初、このミッションは2022年に実施される予定だった。

この歴史的な有人宇宙飛行に先立ち、ロケットと地上インフラのさらなる検証のために、3回の無人打ち上げが計画されている。ISROは、技術的な準備を着実に進めることで、安全かつ成功裏なミッションの実現を目指している。

インドの宇宙開発は、この延期にもかかわらず、引き続き国際的な注目を集めており、2027年の打ち上げ成功が期待されている。