GMが新バッテリー技術で400マイル航続距離のEVを先駆ける
ゼネラルモーターズ(GM)はLGと共同で、2028年までに米国でリチウムマンガンリッチ(LMR)バッテリーを生産開始し、400マイルの航続距離を持つ電気自動車を初めて展開する計画。
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ゼネラルモーターズ(GM)は、LGと提携してリチウムマンガンリッチ(LMR)バッテリーを開発しており、これにより安全性が高く、エネルギー密度が高く、コストが低い電気自動車(EV)の実現を目指している。GMは2028年までに米国での生産を開始し、LMRバッテリーを搭載したEVを初めて市場に投入する予定だ。一方、フォードもLMRバッテリーの採用を発表したが、その導入は2030年まで延びる。
現在、GMのシボレーやキャデラックのEVは高ニッケルバッテリーを使用しており、約300〜320マイルの航続距離を提供している。新しいLMRバッテリーは、プリズマティック形状によりエネルギー密度と空間効率が向上し、GMによると最大400マイルの航続距離を実現する。プリズマティックセルは、平らに詰められた硬いケースに収められており、円筒形セルに比べて製造が簡素だとされている。製造の簡素化と安価な材料の使用により、EVのコスト削減が期待される。これは、自動車業界が電気自動車に移行する上で大きな課題となっている。
GMのバッテリー担当副社長カート・ケルティ氏は、「EVの成長速度は、コストをどれだけ早く下げられるかに大きく依存している」と述べ、「バッテリーは車両コストの30〜40%を占める。この技術でコストを大幅に下げられれば、消費者の負担が軽減される」と語った。この進歩により、GMは手頃な価格のEVを市場に提供し、業界のリーダーとしての地位を強化する狙いだ。
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