インド洋でチクングニア熱が再流行、ワクチン安全性に懸念
インド洋のレユニオン島でチクングニア熱が再び流行し、ワクチン「イクシック」の安全性問題から欧州医薬品庁が65歳以上の使用を一時停止した。
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20年前、インド洋のレユニオン島で数十万人が感染した痛みを伴うウイルス性疾患チクングニア熱が再び猛威を振るっている。今回の流行では、フランスの海外県である同島で5万件の確定患者と12人の死亡が報告されており、隣接するモーリシャス島などにも拡大している。
今回は「イクシック」と呼ばれるワクチンが利用可能となったが、安全性に関する問題が浮上。欧州医薬品庁(EMA)は水曜日、2名の死亡例と複数の重篤な副反応を受け、65歳以上の高齢者に対するワクチン使用を一時停止した。
レユニオン島の流行は収束の兆しを見せているものの、旅行者を介してインド洋域外へのウイルス拡散が懸念されており、ワクチンの需要は依然として高い。ステレンボッシュ大学の流行病対応・革新センター(CERI)所長トゥリオ・デ・オリベイラ氏は、「ヨーロッパの夏の始まりに伴い、チクングニアの伝播リスクが高まるため特別な注意が必要だ」と指摘している。
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