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日本の結婚法が女性科学者の研究に障害をもたらす

日本の結婚法が女性科学者にとって多大な影響を与え、特許取得や学術資格、研究助成金申請などにおいて問題を引き起こしていることが、7,500人以上の研究者を対象にした調査で明らかになりました。

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日本は世界で唯一、結婚したカップルに同じ姓を名乗ることを法的に義務付けている国であり、これが女性科学者にとって重大な問題を引き起こしています。7,500人以上の研究者を対象に行われた調査によると、姓の変更が特許取得、学術資格、研究助成金の申請などで混乱を招き、海外での出張や学会への参加時にも問題を引き起こしていることが分かりました。また、自身の研究成果が正確に自分に帰属することを保証するためにも障害となっています。この調査結果は、6月16日の記者会見で発表されました。調査に参加した東京慈恵会医科大学の神経科学者、島田美佐氏は「姓を変えることで、研究者にとって重大な不利益をもたらすことが明らかになった」と述べています。