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12年間未発見の2つのSudo脆弱性が修正される

12年間未発見だったSudoの2つのセキュリティ脆弱性が修正され、ローカル攻撃者による特権昇格を防ぐための対策が講じられました。

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4月、研究者たちはSudoに存在する2つのセキュリティ脆弱性を発見し、これらはローカル攻撃者が脆弱なマシンでroot権限を昇格させる可能性があることを報告しました。これらの脆弱性は、先月リリースされたSudoバージョン1.9.17p1で修正されました。StratascaleのリサーチャーRich Mirch氏によると、CVE-2025-32462は12年以上も見逃されていたもので、Sudoの"-h"(ホスト)オプションに起因しています。このバグにより、リモートホストのsudo権限で許可されたコマンドをローカルマシンでも実行できるようになっていました。この問題は、複数のマシンに共通のsudoersファイルを配布しているサイトに主に影響を与え、LDAPベースのsudoers(SSSDを含む)を使用しているサイトも同様に影響を受けるとのことです。