ミストラル、「Le Chat Enterprise」を発表、マイクロソフトやOpenAIに対抗
フランスのスタートアップミストラルは、企業向けAIアシスタント「Le Chat Enterprise」をリリースし、マイクロソフトやOpenAIと競争を強化。
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フランスの注目スタートアップ、ミストラルは、企業向けの新たなAI搭載アシスタント「Le Chat Enterprise」を発表し、マイクロソフトやOpenAIといったビッグテック企業との競争を加速させている。
「Le Chat Enterprise」は、昨年リリースされた汎用会話型アシスタント「Le Chat」を企業ニーズに合わせてカスタマイズした製品だ。ミストラルは、OpenAIのChatGPTのような生成AIツールを支える大規模言語モデル(LLM)を開発しており、2年目のこのスタートアップはヨーロッパの同分野における強力な競争相手とされている。
Google Drive、Sharepoint、OneDrive、Google Calendar、Gmailなどの企業データと連携する「Le Chat Enterprise」は、自然言語プロンプトを通じて、従業員が分散した情報を効率的に検索・統合するのを支援する。また、週次企業レポートの作成やデータ分析などの日常業務を自動化するAIエージェントを構築するためのテンプレートも提供する。
これらの機能は、マイクロソフトのCopilotアシスタントが提供するものと似ており、CopilotはMicrosoft 365アプリに統合され、Wordでのドラフト作成、PowerPointのスライド生成、会議のメモ取り、Excelでのデータ分析などのタスクを可能にしている。
ミストラルは、「Le Chat Enterprise」のリリースにより、企業向けAI市場での地位を確立し、グローバルな競争力をさらに高める狙いだ。
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