教授のChatGPT使用を暴いた学生、授業料の返金を要求
ノースイースタン大学の学生が、教授がAIを使用して講義資料を作成していたことを理由に、約8,000ドルの授業料返金を求めた。
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アメリカ・ノースイースタン大学で、ある学生がビジネス教授によるAIの不適切な使用を指摘し、授業料の返金を求めたとして話題となっている。学生のエラ・ステイプルトン氏は、今年同大学を卒業したが、講義ノートに不自然なAI生成の痕跡を発見したことから、教授の行動に疑問を抱いたという。
その痕跡には、参考文献に偶然残された「ChatGPT」の記載や、AIによく見られるタイプミスの繰り返し、さらには手足が余分に描かれた人物画像などが含まれていた。「自分たちには使うなと言っておきながら、自分は使っているなんて」と、ステイプルトン氏はニューヨーク・タイムズに語っている。
同氏は正式にビジネススクールに苦情を申し立て、約8,000ドルの授業料返金を要求したが、大学側はこの要求を却下した。担当教授のリック・アロウッド氏は、ChatGPTやPerplexity AI、プレゼン資料生成ツールのGammaを使用していたことを認めたうえで、「今思えば、もっと注意深く確認すべきだった」と述べている。
この出来事は、教育現場における生成AIの適切な使用と透明性に対する新たな議論を呼んでいる。
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