KDEにネイティブ仮想マシンマネージャー「Karton」が登場予定
KDE Plasmaデスクトップ用のネイティブ仮想マシンマネージャー「Karton」が開発中で、Qtとlibvirtを使用して、GNOME Boxesの代替となるシームレスな体験を提供します。
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KDE Plasmaデスクトップ用に新しい仮想マシンマネージャー「Karton」が開発されています。このプロジェクトは、GNOME中心のツールであるGNOME BoxesのQtネイティブな代替として、ユーザーにシームレスな仮想マシン体験を提供することを目指しています。この開発は、ウォータールー大学の学生デレック・リン氏によって、2025年のGoogle Summer of Codeの一環として進められています。
Kartonは、libvirtとQt Quickを使用して、ユーザーフレンドリーで完全に統合された仮想マシン体験を提供します。今後、カスタムSPICEビューアー、スナップショットサポート、モバイル対応のUIなどが2025年9月に予定されています。KartonはQt QuickとKirigamiを使ってKDEに適した形で作られており、libvirt APIを使用して仮想マシンを管理します。将来的には、異なるプラットフォームでの動作も期待されています。
現在、開発は核心部分の実装に集中しており、リン氏は新しいドメインインストーラーの開発にも取り組んでいます。このインストーラーは、従来のvirt-installコールを廃止し、OSイメージの検出と仮想マシンの設定に必要なlibvirt XMLの生成を支援するlibosinfoを使用します。また、デバイス構成の最適化や、広範なハイパーバイザーのサポートの向上にも取り組んでいます。
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