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スペースX、今年最大のスターシップを打ち上げ予定:2026年の火星着陸は『五分五分』とマスク氏

イーロン・マスク氏は、スペースXが2026年の火星着陸を目指しているものの、その成功確率は『五分五分』であると述べた

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イーロン・マスク氏は、スペースXが今年中にこれまでで最大のスターシップロケットを打ち上げる計画を明らかにしたが、2026年に予定されている火星着陸の実現性については『五分五分』との見解を示した。

マスク氏は5月29日(木)、X(旧Twitter)上に投稿された42分間のプレゼンテーションの中で、火星に自立可能な文明を築くという長年の目標に向けたスペースXの最新の取り組みを紹介した。『進展は、火星に自立可能な文明を築くまでのタイムラインによって測られる』と彼は語った。

スターシップは、完全かつ迅速に再利用可能な設計を目指す2つの要素で構成されており、巨大なブースター「スーパーヘビー」と、高さ52メートルの上段ステージ「スターシップ(通称:シップ)」からなる。この巨大ロケットはこれまでに9回の試験飛行を行っており、最新の飛行は5月29日(火)に実施された。

この飛行では宇宙空間への到達に成功したものの、推進剤の漏れとみられる異常により制御を失い、インド洋上空で制御不能な状態で再突入し機体を失った。

スペースXは依然として2026年の火星ミッションを目指しており、マスク氏は挑戦的な計画であることを認めつつも、火星着陸の実現に向けて開発を続ける姿勢を示している。