アルファベットCEO:AIは「加速器」であり、雇用の削減にはつながらない
アルファベットのCEOサンダー・ピチャイ氏は、AIの導入が雇用の削減ではなく、製品開発の加速と従業員の増加につながると述べた
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グーグルの親会社であるアルファベットのCEO、サンダー・ピチャイ氏は、AIの普及拡大が雇用の削減につながるという懸念に対し、反論を展開した。ブルームバーグのインタビューでピチャイ氏は、AIは雇用の削減ではなく、アルファベットの労働力拡大を支援する「加速器」になると語った。「AIにより、より多くのことができるようになるため、現在のエンジニアリングフェーズから来年も成長を続けるだろう」とピチャイ氏は述べ、新製品開発を推進するAIが、さらなる人材の必要性を生み出すと指摘した。近年、アルファベットは大規模なレイオフを行っており、2023年1月には1万2000人の従業員を削減し、2024年には約1000人、2025年にはさらに数百人の削減を発表している。しかし、マイクロソフトなど他の主要テクノロジー企業も同様の削減を行っており、最近では7000人の削減を発表した。ピチャイ氏は、AIが新たな製品開発を促進することで、雇用拡大の可能性があると強調し、技術革新が雇用にポジティブな影響を与えるとの見解を示した。