Microsoft、VS Code向けのCopilot Chatをオープンソース化

Microsoftは、GitHub Copilot ChatのVS Code向け拡張機能のソースコードをMITライセンスのもと、GitHub上で公開したとBleepingComputerが報じています。この公開により、コミュニティはチャットベースのコーディングアシスタントの実装全体にアクセスできるようになります。具体的には「エージェントモード」の実装や、大規模言語モデル（LLM）に送信される文脈データ、システムプロンプトの設計などが含まれています。公開されたGitHubリポジトリには、テレメトリ収集メカニズムも詳細に記載されており、AI支援コーディングツールに関するデータの透明性について長年の疑問が解消されています。

VS Codeチームは以前、AIツールの風景の変化、特にオープンソースAIエコシステムの急成長と全体的に公平な競争環境の発展により、プロンプトエンジニアリングやUIデザインに関する秘密主義の必要性が減少したと説明しています。同時に、開発ツールを標的にした悪意のある攻撃者の増加により、問題を迅速に特定し、効果的な修正を開発するためのクラウドソーシング貢献の必要性が高まっています。基本的に、セキュリティの観点からは、オープンであることが今や優れていると考えられています。