国連、気候変動に関する決議を採択 マーシャル諸島が化石燃料の要求を撤回

国連人権理事会は、火曜日に気候変動と人権に関する決議を全会一致で採択しました。この決議は、マーシャル諸島が化石燃料の段階的廃止を求める修正案を撤回したことを受けてのもので、各国に気候変動に対する世界的な取り組みに貢献するよう呼びかけています。今回の決議は、2021年に国連がクリーンで健康的な環境へのアクセスを基本的な権利として認めたことに続くものです。

石油を産出するサウジアラビアやクウェートなどの国々は、交渉中に化石燃料に関する元々の文言に反対の意向を示していました。そのため、最終的な決議案では、「経済の脱化石化の必要性」が脚注として言及され、投票なしで採択が決まりました。投票結果が不確実だったため、この変更が重要な役割を果たしました。