Apple、決済業界での共謀訴訟で勝訴
Appleは、VisaおよびMastercardと共謀して決済競争を抑制したとする連邦訴訟で、訴えの棄却を勝ち取った。
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Appleは、VisaおよびMastercardと共に決済ネットワーク業界で競争を抑制し、加盟店の取引手数料を不当に引き上げたとして提起された連邦訴訟において、訴えの棄却を勝ち取ったとロイター通信が報じた。
この訴訟はイリノイ州南部地区連邦地方裁判所で審理され、イリノイ州の酒類小売業者Mirage Wine & Spiritsを含む複数の企業が原告としてAppleを提訴していた。原告側は、AppleがVisaおよびMastercardと反競争的な協定を結び、両社からAppleへの「非常に大規模かつ継続的な現金の賄賂」によってAppleが独自の決済ネットワークを構築しないように仕向けられていたと主張していた。
しかし、裁判所はApple、Visa、Mastercardの主張を支持し、原告の訴えを棄却。本件により、Appleは同業界における法的リスクの一部を回避した形となる。