欧州各地で記録的猛暑、山火事が拡大
欧州各地で観測史上最高気温が相次ぎ更新され、山火事の拡大が深刻化している。
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【2025年8月14日】欧州では記録的な猛暑が続き、複数の国で気温の観測記録が更新されたほか、山火事が各地で猛威を振るっている。初期の観測によれば、この極端な暑さは過去数十年の平均を大きく上回っており、被害の拡大が懸念されている。
フランス南西部では、アンゴレーム、ベルジュラック、ボルドー、サンテミリオン、サン=ジロンで月曜日に最高気温記録を更新。フランス気象局(Météo France)は、最大気温が平年よりも最大12℃高く、「しばしば異例、あるいは前例のないレベル」に達していると発表した。
クロアチアではシベニクで39.5℃、ドゥブロヴニクで38.9℃を記録し、沿岸部を中心に大規模な森林火災が発生。火の手はバルカン半島の周辺国にも及んでいる。また、ハンガリーではコロシュラダニで39.9℃を観測し、日最高気温の国内記録を更新。首都ブダペストでも38.7℃を記録し、過去最高を更新した。
各国当局は熱中症や火災の危険性に警戒を呼びかけるとともに、被災地への支援と火災の鎮火作業を急いでいる。