フォルクスワーゲン、新型コンセプトEV「ID. Cross」を発表 手頃な価格帯EVラインアップを完成へ
フォルクスワーゲンは、エントリーレベルEV強化の一環として新型「ID. Cross」コンセプトを公開し、低価格帯EVラインアップを拡充する方針を示した。
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フォルクスワーゲンは、新たな電気自動車コンセプト「ID. Cross」を発表し、手頃な価格帯のEVラインアップを完成させる計画を明らかにした。EV普及には高級モデルだけでなく、より多くの人々が手に入れやすいエントリーレベルの選択肢が不可欠だという市場の声に応える形だ。
同社はすでに「ID.2all」(現在は「ID. Polo」および「ID. Polo GTI」に改名)や「ID. EVERY1」といったコンセプトモデルを発表しており、今回の「ID. Cross」はその第4弾となる。正式なお披露目は来年を予定している。
モデル名は、2017年に発表された「ID.Crozz」を想起させるもので、フォルクスワーゲンが手頃な価格帯EV市場での存在感を強める狙いが込められている。これにより、同社は高級EVに偏重しがちな現行市場において、幅広いユーザー層にアピールできる製品ラインを整えることになる。