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上院、ホワイトハウスのNASA予算案を拒否、SLSを優先し科学予算を削減

2026年度の米国政府予算案に関する議論が始まった中、上院はホワイトハウスのNASA予算案を拒否し、SLSの維持を優先し、科学予算を削減する方針を示しました

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2026年度の米国連邦予算に関する交渉が始まったばかりですが、宇宙分野ではすでに上院での対立が鮮明になっています。トランプ政権のホワイトハウスは先週金曜日にNASAの予算案を発表しましたが、これを受けて、上院はその数日後に独自の予算案を提示しました。米国の予算プロセスは複雑で、近年は予算案が遅れることが多いですが、上院の考え方が垣間見えるのは今回が初めてです。商業、科学、交通委員会の委員長である上院議員は、NASAの予算案において、科学予算を削減し、代わりにSLS(スペース・ローンチ・システム)の維持を優先する方針を示しました。この対立は、今後数か月にわたる予算案の交渉に大きな影響を与えることが予想されます。