NASAの火星探査車パーサヴィアランス、潜在的な生命の痕跡を発見

NASAの火星探査車パーサヴィアランスが、ジェゼロクレーターにある古代の乾いた河床から採取したサンプルに、古代微生物の証拠となる可能性があるバイオサインが含まれていることがわかった。

このサンプルは「チェヤバフォールズ」と名付けられた岩から昨年採取され、「サファイアキャニオン」と呼ばれている。Nature誌に水曜日に掲載された論文によると、このサンプルには潜在的なバイオサインが含まれているという。

潜在的なバイオサインとは、生物由来である可能性がある物質や構造を指すが、生命の有無について結論を出すには、さらにデータの収集や追加研究が必要である。今回の発見は、火星における古代生命の存在を探る重要な手がかりとなる可能性がある。