元法務責任者「ポケモン側、DHS動画を巡って訴訟の可能性は低い」と示唆

米国土安全保障省（DHS）が2025年9月22日に公開した動画が大きな論争を呼んでいる。この動画は、クラシックなポケモンのテーマソングに合わせて、武装警察が民家や企業に踏み込み、人々を手錠や結束バンドで連行する様子を描いたものであり、1990年代のポケモンTVアニメから明らかに著作権を有する映像が使用されている。

ポケモン社は、ファミリー向けブランドと利益を守るために強力な法的対応を取ることで知られていることから、通常であれば直ちに法的措置が取られると考えられる。しかし、元ポケモン社の法務責任者は、この件について「訴訟に発展する可能性は低い」との見解を示した。

この発言は、同社がブランドイメージを重視する一方で、DHSのような政府機関を相手取った訴訟の複雑さや影響を考慮した判断であるとみられる。

物議を醸している動画には、ポケモンのキャッチコピー「Gotta Catch 'Em All」があしらわれており、SNS上でも強い批判が相次いでいる。今後、ポケモン社がどのような対応を取るのか注目される。