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NASAとNOAA、太陽の影響を研究する3基の衛星を打ち上げ

NASAとNOAAは、太陽の影響を調査するため、IMAPを含む3基の衛星をスペースXのファルコン9ロケットで打ち上げた。

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米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気庁(NOAA)は9月25日(水)、太陽が太陽系全体に及ぼす影響を研究するための3基の新しい衛星ミッションを打ち上げた。午前7時30分(米東部夏時間)、フロリダ州ケネディ宇宙センターの第39A発射台から、スペースXのファルコン9ロケットが打ち上げられ、NASAの「IMAP(Interstellar Mapping and Acceleration Probe)」、Carruthers Geocorona Observatory、そしてNOAAの「SWFO-L1(Space Weather Follow On-Lagrange 1)」が搭載された。

IMAPは、太陽風や宇宙線の分布を詳細に観測し、太陽圏の構造と外部宇宙との境界を解明することを目的としている。Carruthers Geocorona Observatoryは地球を取り巻く希薄なガス層「ジオコロナ」を研究し、NOAAのSWFO-L1はラグランジュ点1に配置され、宇宙天気の観測と予測能力を強化する役割を担う。

NASAとNOAAは、この3基の衛星が連携することで、太陽と地球環境の関係に関する理解が大幅に深まり、将来の宇宙探査や地球上のインフラ保護に寄与すると強調している。