英国、2050年までに2度の気温上昇に備える必要と気候助言委員会が警告

独立した気候助言機関である気候変動委員会（CCC）は、英国は2050年までに少なくとも2度の地球温暖化に伴う極端気象に対応できる準備をすべきだと警告した。BBCによれば、同委員会は政府宛ての書簡で、現在の温暖化レベルでも発生している極端気象への適応は「まだ十分ではなく」、今後予想される状況に対してはなおさらだと指摘している。

委員会は、パリ協定で設定された長期的な気温目標を超えた気候変動への備えを英国が行うよう助言する予定だと述べた。この書簡は、世界気象機関（WMO）が2024年の大気中二酸化炭素（CO2）の増加が記録的であったことを確認したタイミングで送られた。CO2は主に人為的な気候変動の原因となるガスで、化石燃料の燃焼やその他の活動により排出される。