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天文学者、太陽系の天体で初めてリング形成を観測

天文学者は、2023年にブラジルのピコ・ドス・ディアス天文台で観測されたキロンの周囲に、4つのリングと拡散した物質を発見し、太陽系の天体で初めてリング形成を確認しました。

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土星だけが太陽系でリングシステムを持つ惑星ではありません。土星のリングは最も劇的ですが、木星、天王星、海王星もそれぞれリングシステムを持っています。しかし、今回はそれにとどまりません。天文学者は、より小さな天体である準惑星ハウメアやクアオア、また小惑星チャリクロにもリングを発見しています。

そして、最新の発見は2060キロン(通称キロン)です。2023年にブラジルのピコ・ドス・ディアス天文台で行った観測により、キロンの周囲に4つのリングと拡散した物質が確認されました。この天体は1977年に初めて発見されました。キロンは、彗星と小惑星の中間の天体で、木星と海王星の間に位置する「セントール」と呼ばれるクラスの天体です。