グーグル、AIスタートアップ支援の「AI Futures Fund」を設立

グーグルは、AI分野のスタートアップを支援する新たな取り組みとして「AI Futures Fund」を設立したと発表しました。このファンドは、グーグルのDeepMindが提供する最新のAIツールを活用して開発を進めるスタートアップを対象に、シード段階から後期段階まで幅広く投資を行います。

TechCrunchの報道によると、AI Futures Fundは、スタートアップに対し、DeepMindのAIモデルへの早期アクセス、DeepMindやGoogle Labsの専門家との連携機会、Google Cloudのクレジット提供など、多様な支援を提供します。一部のスタートアップには、グーグルからの直接投資の機会も用意されています。

グーグルの広報担当者はTechCrunchに対し、「AI Futures Fundはバッチやコホートモデルを採用せず、継続的に投資機会を検討します。申請の固定窓口や締め切りはありません。ファンドの目的に合致する企業を見つけた場合、投資を決定します」と説明しました。ファンドの具体的な規模は公表されておらず、投資額は企業の段階やニーズに応じて変動し、主に初期から中期段階を対象としながら、後期段階の機会にも柔軟に対応する方針です。

この取り組みを通じて、グーグルはAIイノベーションの推進と、次世代の技術リーダーの育成を目指しています。AI Futures Fundがどのようなスタートアップを支援し、AI業界にどのような影響を与えるのか、今後の展開が注目されます。