テイラー・スウィフト公演チケット2,000枚以上を不正購入か 転売業者をFTCが提訴
米連邦取引委員会(FTC)が、テイラー・スウィフトのツアーを含むチケットを不正に大量購入したとして転売業者を提訴した。
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米連邦取引委員会(FTC)は、テイラー・スウィフトの「エラス・ツアー」を含むライブイベントのチケットを不正手段で大量購入したとして、チケット転売業者キー・インベストメント・グループを提訴した。同社は「Epic Seats」「TotalTickets.com」「Totally Tix」などの名称でも事業を展開している。
FTCによると、同社は「Better Online Ticket Sales(BOTS)法」に違反し、通常のクレジットカード番号に加えて仮想カード番号を利用し、さらに偽装されたIPアドレス、実在の人物に依頼して作らせた偽アカウント、大量のSIMカードを使った認証突破など、複雑な手口を駆使してセキュリティ対策を回避していたという。
これにより、同社はテイラー・スウィフトの公演チケットだけでも2,000枚以上を取得したとされており、消費者への販売機会を奪ったとして厳しく非難されている。FTCは今回の訴訟を通じて、ライブイベントの公平なチケット販売環境を守る姿勢を強調している。