AMD、新型「MegaPod」でNVIDIAのSuperPodに挑戦 256基GPU搭載ラックを発表
AMDは256基のInstinct MI500 GPUを搭載した新型ラック『MegaPod』を公開し、高性能計算分野でNVIDIAのSuperPodに挑む構えを見せた。
最新の更新
AMDは、次世代の大規模計算システム『MegaPod』を発表し、NVIDIAの『SuperPod』に真正面から挑戦する姿勢を示した。MegaPodは256基のInstinct MI500 GPUを搭載するラックを基盤としており、その設計は純粋なGPU数と高効率な相互接続性能を重視している。
AMDによれば、3つのラックがMegaPodの中核を構成し、各コンピュートトレイにはVerano CPUとMI500アクセラレーターを組み合わせる設計が採用される可能性があるという。これにより、膨大な演算能力を必要とする高性能計算(HPC)やAIトレーニングに最適化されたシステムが実現される。
一方で、NVIDIAは独自のパッケージング手法を用いており、AMDのアプローチと直接比較するのは難しいとされる。それでもAMDのMegaPodは、HPC市場において新たな選択肢となり、計算能力と接続性能を両立するソリューションとして注目を集めている。
好きかもしれない
- 裁判所、同意なしで位置情報を販売したベライゾンへの4,690万ドルの罰金を支持
- テッド・クルーズ上院議員、AI企業向け「規制サンドボックス法案」を提出
- Vantablackを使った人工衛星の塗装が光害問題の解決に貢献する可能性
- 欧州初のエクサスケールスーパーコンピュータ「JUPITER」が稼働開始、気候・神経科学・量子研究を加速
- Stack Overflow、AI時代に対応するためブランド刷新へ——投稿数激減を受けて再出発
- Windows 11、ブート失敗の修復とPC設定の簡素化のための新機能を追加
- Apple Arcade、8月に4つの新ゲームを追加
- NASA衛星がアラスカに新たな氷河島を発見