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フォードF-150ライトニング、住宅向けV2G実証実験で家庭に電力供給

フォードの電動ピックアップ「F-150ライトニング」が、住宅向けV2G(Vehicle-to-Grid)実証実験で家庭に電力を供給する試みに参加している。

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フォードの電動ピックアップトラック「F-150ライトニング」が、初の住宅向けV2G(Vehicle-to-Grid)実証プロジェクトで家庭への電力供給に活用されている。V2Gとは、電気自動車(EV)の大容量バッテリーを利用し、車両から電力系統にエネルギーを送り返す技術のことを指す。

この概念自体は新しいものではなく、2009年にはオハイオ州でフォードとAmerican Electric Powerがハイブリッド車を用いた実証を行っていた。また、その後はゼネラルモーターズがプラグインハイブリッド車「Volt」で同様の取り組みを実施している。しかし、これまでは主に商用EVフリートを対象にした実験が中心だった。

今回のF-150ライトニングによる住宅向けV2G実証は、家庭用電力システムとの連携を視野に入れた画期的な試みであり、再生可能エネルギーの有効活用や停電時のバックアップ電源としての可能性を広げるものと期待されている。