暗号学者、NSAがポスト量子暗号のバックアップアルゴリズム廃止を推進と主張
暗号学者ダニエル・J・バーンスタイン氏が、NSAがポスト量子暗号の標準化においてバックアップアルゴリズムを排除しようとしていると告発。
最新の更新
暗号学者でコンピュータサイエンス教授のダニエル・J・バーンスタイン氏は、アメリカ国家安全保障局(NSA)がNISTのポスト量子暗号(PQ)標準に影響を与えようとしていると主張している。
バーンスタイン氏はまず、ポスト量子暗号が従来の量子前暗号と組み合わせた「ハイブリッド」セキュリティの一部であることが通常であり重要だと強調する。彼によれば、2016年以降、多くのポスト量子提案が破られている事例が見られるという。
「問題の要点はこうだ。NSAとその英国の対応機関GCHQは、標準開発組織が従来暗号のECC+PQを弱体化させ、PQのみを推奨するよう働きかけている」とバーンスタイン氏は述べている。これにより、ポスト量子暗号の安全性を支えるバックアップ機能が削減される懸念がある。
好きかもしれない
- AT&Tのウェブサイト、M5チップ搭載の次世代iPad Proを示唆
- Appleのスマートグラス、Mac接続でvisionOS、iPhone接続でモバイルモードの二重機能か
- デルタ航空、AIを利用した個別化された航空券価格設定を導入
- OpenAI、Googleの検索データを活用しGoogleに挑戦
- iPhone 17、物理SIMカードを廃止か、eSIMのみ対応の国が増加か
- Microsoft、ゲームパスの価格を引き上げ、Ultimateプランが月額29.99ドルに
- Adobe、Windows on Arm向けにPremiere ProとAfter Effectsを公開ベータ版でリリース
- マイクロソフト、コンテンツ利用に応じて出版社に報酬を支払うAIマーケットプレイスを開発中と報道