海底のわずか0.001%しか探査されていない、研究で判明
新研究によると、人類が探査した海底は0.001%未満で、ベルギーの10分の1程度の面積にすぎない。
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海洋学者のキャサリン・ベル氏とその共同研究者による新たな研究で、人類が深海の海底をどれほどわずかしか探査していないかが明らかになった。5月7日に「サイエンス・アドバンシス」誌に掲載されたこの研究によると、探査済みの海底は全体の0.001%未満で、面積にしてベルギーの約10分の1に相当する。
研究チームは、有人深海船や遠隔操作・自律型潜水艇による約4万4000回の深海潜航のデータを収集した。彼らの地図は、潜航が米国、日本、ニュージーランドなどの一部の国の近海に集中していることを示している。さらに、多くの潜航データは民間企業が所有し、研究者がアクセスできない状況にある。ベル氏は、「インド洋は特に探査が少ない地域の一つだ」と指摘し、広大な海底の情報は、ソナーなどの粗いマッピングツールに頼るしかないと述べた。
この研究は、火星の表面よりも地球の海底について知られていないというよく耳にする主張を裏付け、海洋探査のさらなる進展の必要性を浮き彫りにしている。
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