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地球の大気中のCO2濃度、数百万年ぶりの高水準に達する

地球の大気中のCO2濃度が、数百万年ぶりに最も高い水準に達したことが、先月発表されたデータで確認されました。

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アメリカの国立海洋大気庁(NOAA)とカリフォルニア大学サンディエゴ校の科学者たちによる先月のデータによると、地球の大気中の二酸化炭素(CO2)の濃度は、数百万年、あるいは数千万年ぶりに最も高い水準に達したことが明らかになりました。特に、2023年5月におけるCO2の全球平均濃度は、初めて430ppm(百万分の430)を超え、過去最高値を記録しました。この新しいデータは、昨年から3ppm以上の増加を示しています。これにより、温暖化の主要な原因とされるCO2の蓄積が続いており、各国が温室効果ガスの排出削減に十分に取り組んでいないことが明らかになりました。UCサンディエゴ校の気候科学、海洋化学および地球化学の教授であるラルフ・キリング氏は、「また一つ、また一つ、記録更新だ」とコメントし、この状況に対して「悲しい」と述べています。